のこぎりが先か木を切るのが先か
数学や物理の公式を習うとき、公式の説明をされてもいまいち頭に入らなかった。
例題を解くために公式を当てはめているうちに「この式はこういう目的で生み出されたからこんな仕組みなのか」と理解できた。
だから、公式を暗記するより、問題を解きながら頭になじませていく勉強法が自分に合ってたと思う。
ノコギリに例えると、
- ノコギリの仕組みはこうなっています。ココの刃はこんな形でこんな名前です。こんな刃がついているのでこうやってすると、ナイフよりも簡単に気を切ることができます。さあ切ってみましょう。
よりも
- 木をナイフで切るのは大変ですよね、そんなときにはこの道具です。さあ切ってみて、こういうふうに使って切りましょう。切りやすいですね。そう、刃がこのようについているから切りやすいのです。〇〇という刃です。コレがノコギリです。
のほうが頭に入りやすい。
抽象化すると、
道具(公式)を知る。目的(問題)を知る。実践する。よりも
目的(問題)を知る。実践をする。道具(公式)について知る。
のほうが学習方法として良い場合もある。